【新唐人日本2011年11月11日付ニュース】9日、中国東北部の吉林省の解放軍兵士4人が自動小銃と銃弾を持って脱走。事件発生後、当局は緊急指名手配し、午後3時、3人を射殺し、1人を逮捕。しかし、この情報は厳重に封鎖されています。
中国の鳳凰網によると、9日午前4時半から6時ごろ、兵士4人が95式自動小銃一丁と795発の銃弾を持って脱走し、タクシーで遼寧省に向いました。4人のうち、二人は遼寧省の出身だったそうです。
高速道路の料金所の職員によると、当日午後3時、4人を乗せたタクシーは瀋陽方面に向って走行中、特殊警察に発見され、双方は銃撃戦となり、3人が射殺され、1人が逮捕。特殊警察も1人が負傷。
料金所の職員:「我々のオフィスの前で検問し、みな退散しました。多くの車が道路の脇に止まり、できるだけ現場から離れさせました。特殊警察が来て射殺したと言いました。私が見たのは2人ですが、警察は3人射殺したと言い、1人は車の中で死んだようです。現場は封鎖され、関係者以外は立ち入り禁止、撮影も禁止 非常線が張られました」
未確認情報によると、脱走兵3人の実家が強制立ち退きに遭い、1人の兵士の姉は暴行されたそうです。一方、鳳凰網の9日の報道内容は現在削除されています。吉林市交通管理部門も当日午後4時36分に関連情報をミニブログに掲載。
10日、我々は吉林市交通管理部門に電話を掛けました。
記者:「そちらで掲載した情報が今日 削除され、“安心して帰宅できる”しかないのですが、どういうことなのでしょうか」
吉林市交通管理部門職員:「私もわかりません。上層部の各方面の情報を提供することはできません」
事件を注目しているある元軍人は10日、我々に対し、中国のメディアはどこも報道していないと述べました。
中国の元軍人:「全ての情報が封鎖されました。先ほどネットで検索してみると、この事件に関するすべてが閉鎖されています。昨日の事件発生から現在まで報道は全くありません」
この事件は、背後に何かが隠されているのでしょうか。必ずしも射殺しなくても良かったのでは、と疑問が残る事件です。
新唐人テレビがお伝えしました。
吉林士兵携枪弹出逃 大陆媒体噤声